2006年07月01日

水を切るように投げると石が跳ねる

夜中の3時に目が覚めた。「当たり前のような真っ暗」と思ってたらそうでもない。ぼんやりと、暗いけど明るい。夜の3時は浮いたような時間である。
浮いた時間はゆっくり進む。こちらの目を盗んで時々休む。いま、休んでたでしょ?休憩です、休憩。良いんですか?「‥鬼だ!!鬼だ!」と口々に、くもの子を散らすように逃げて行った。
しばらくすると、ドアがトントンとノックされる。トントン云ってるドアを開けると男の子が立っていた。まいったなあと思う。男の子は『日本一』と書いたのぼりを持って立っている。
それから一週間、男の子は口をきかない。なぜか、時々「ぅっ」という。ヨーヨーで失敗すると、必ず「ぅっ」という。だけど、それ以上に口をきこうとしない。コミュニケーション不足である。
もうすぐ、夜の3時がやってくる。男の子と二人、河原に行ってみようと思う。「水を切るように投げると石は跳ねるよ」。呪文を唱えるように繰り返す。何度も何度も。

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posted by 金替康博 at 23:10 | 日記
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